タワー概要
横浜港シンボルタワーは、本牧埠頭D突堤の広大な緑地の中に、昭和61年7月に完成いたしました。タワーの高さは58.5mあり、横浜港に出入りする世界中の客船や貨物船が安全に航行できるよう、階下にある本牧船舶通航信号所より情報や信号を送っています。シンボルタワーには、港の風景を一望できる展望室や展望ラウンジがあり、港の仕組みや日常の港湾の様子を観察することができます。
また、タワー周辺の緑地公園は、市民の憩いの場として開放されており、年3回開催されている「横浜港シンボルタワー祭り」では、フリーマーケット、コンサート、ダンスショー、お笑いパフォーマンスなどのイベントも行っております。
タワー正面の中央部にはステンレス製の鋳造彫刻『遥かなるもの・横浜〔貝〕』があり、海づり施設からシンボルタワーにいたる海沿いの遊歩道の途中にある『遙かなるもの・横浜〔花壇〕』とともに国際平和と国際港湾都市横浜の発展を祈念しています。
この『遙かなるもの・横浜〔貝〕』は縦・横6m、重さ15トンのステンレス製の鋳造彫刻で、太古のころ横浜湾に棲息していたホタテ貝を中心にデフォルメされた富士山、波、小動物から構成されています。田辺光彰氏の作品です。
◆遙かなるもの・横浜〔花壇〕(別ページで開きます)
◆ 横浜港シンボルタワー 建築概要
- 所在地 : 横浜市中区本牧ふ頭1-16
- 構造 : 鉄骨鉄筋コンクリート造(上部鉄骨構造)
- 高さ : 48.19m、58.5m(アンテナ部含む)
- 工期 : 昭和60年6月~61年7月
- 施主 : 横浜市港湾局
- 設計 : 国建築事務所
- 監理 : 横浜市港湾局施設課
- 施工 : 奥村組、関工務店
- 建築総面積 : 915m2
- 1階床面積 : 424m2
- 2階床面積 : 159m2
- 3階床面積 : 338m2
- 4~6階床面積 : 170m2
- 床面積合計 : 1,091m2