爽やかな5月の風が薫る中、会場にはバグパイプの音色が鳴り響き、第23回シンボルタワー祭りの始まりです。
最初のイベントは、皆さんご存知のスコットランド、アイルランドの民族楽器バグパイプの演奏です。タータンチェックのスカートを穿いた東京バグパイプの皆さんが演奏しながら登場しました。
バグパイプの音量はかなり大きく、マイクなしでも会場に響き渡ります。ハイランドの田園風景を彷彿とさせるような演奏が数曲披露され、中でもバグパイプで奏でるととても良くマッチする“アメイジング・グレイス”の演奏に皆さんウットリしていました。
バグパイプはかなりの肺活量が無いと鳴らないようで、学生時代にクラリネットをやっていたという女性の方がバグパイプに挑戦しましたが、鳴らなくてガッカリ...。その後で筋骨隆々の男性が吹いたら音が出ました。バグパイプってなかなか奥深い楽器なんですね。

続いて創作和太鼓集団打鼓音の皆さんの登場です。
打鼓音は和太鼓コンクールで2011年と2013年に日本一になったと言われるだけに、大小さまざまな太鼓の響きは、バランス良く躍動感があり圧倒的な迫力に思わず引き込まれてしまいます。東北地方を支援する為に作られた『弾打』や『鼓響』などが披露され、総勢20名で奏でる太鼓のダイナミックな演奏に皆さん驚嘆していました。
演奏の途中で太鼓の革はについてのクイズや解説もありました。それによると、太鼓の革は国産の雌の黒和牛で、数回出産し終えたお腹の皮が最適だそうです。
最後に打鼓音の渡邊代表が作曲した『打天』が披露され、力強い太鼓の音色が会場内を歌い踊るかのように響いていました。奏者の太鼓を叩きながらのパフォーマンスも素晴らしく、演奏が終わると同時に場内に大きな拍手と歓声がわき起こり、『カッコいい!!』と声援も飛ぶほどでした。












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